【キングダム】河了貂の着ぐるみがかわいい?実在した?声優も紹介!

河了貂です。人気キャラクターの一人ですね。キングダムでは初期から登場し、着々と成長を遂げ、今では軍師として飛隊に欠かせない存在となっています。

羌瘣と並ぶ人気ヒロインの一人である河了貂は、その可愛らしいビジュアルも人気の要素で、フクロウの蓑という特徴的な服装は、ファンの方の間ではコスプレなどにもよく取り上げられています。

ここでは河了貂のこれまでの活躍と名シーンを紹介します。

河了貂の基本情報

【キングダム】河了貂の着ぐるみがかわいい?実在した?声優も紹介!

『キングダム』(C)原 泰久/集英社

河了貂の基本情報についてまずは簡単に紹介します。

1巻で、黒卑村にて、信、政の前に現れます。生まれは西の山民族で、一族が全員死んでしまい、一人で生き延びていたのが河了貂でした。なので最初は普通の生活をしていけるだけのお金を求めて、政らに付いていったのです。

初登場時は少し生意気なガキのように描かれますが、実は女の子であったことが明らかになります。料理が得意のいたって普通の女の子でしたが、羌瘣の存在や、自分の飛信隊での役割に葛藤し、途中からは軍師を目指すことになりました。そういう意味で、河了貂は信や政のように、物語を通して成長を見て取れるキャラクターでありますね。

性格も少し変化があり、物語序盤の子どもであった時は活発さが目立ちましたが、軍師になってからは精神的にも成長し落ち着き、頼りがいのある人物になっています。一貫しているのは内面から出る明るさで、飛信隊の中で、隊員が疲弊しているときも河了貂の存在が元気を与えています。

河了貂の史実に実在するのか

河了貂の史実における情報ですが、実在した記録はありません。河了貂に関しては、作者の原先生自身がオリジナルキャラであることを公言しているようですね。

王都奪還編にて、どうしても河了貂のような存在が必要だったようです。河了貂のような一般的な人間が一人戦場にいると、信の人並み外れた実力も際立ちますし、河了貂の身に危険が及ばないかと、緊張感が生まれますね。その後の河了貂の存在感を見ても、かなり意図があって生まれたオリジナルキャラクターであるでしょう。

河了貂のこれまでの活躍

信、政、河了貂の3人組が結成される第1巻

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

田舎村の下僕であった信が、黒卑村で出会ったのが、身一つで敵から逃げる秦王政、そこにフクロウの蓑を被った謎の山民族、河了貂がお金目当てで現れ、何ともいびつな3人組が結成されました。しかし序盤はこの3人で苦難を乗り越えていき、とても良いチームのようでしたね。この時の河了貂の働きとしては主に料理でした。ムタから吹矢を手に入れ攻撃手段を得たり、呂陣営の情報を聞き出したりと、子どもながらにあっぱれな活躍を見せていました。

無事、王都奪還に成功した後、により、河了貂が実は女であることが明かされるのです。その後も勘付く人間はすぐに河了貂が男でないと察しますが、信がそれを知るのはかなり後のことです。戦いの報酬として、信と河了貂は小屋のように小さなボロ家を手に入れます。しばらくは二人でそこでの生活が始まるのですね。河了貂としては、念願の平凡な日々であり、こののんびりとした生活を続けたい気持ちもあったようです。しかし、3か月後には信が初陣に出陣し、徐々に戦の生活が中心となってきます。

軍師学校へ行く、第10巻

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

政暗殺計画編にて、初めて羌瘣と接触した河了貂でしたが、この時羌瘣に1つ頼み事をします。自分が戦場に出たいという旨を伝えたのです。信や政が自分の夢を目指す中で、自分だけが安定を求めていることに孤独を感じた河了貂が、信らと一緒にいるためにはどうすればいいのかと考えて出した結論が、戦場に居場所を作ることだったのですね。

そんな河了貂に羌瘣が提案したのが軍師になることでした。河了貂はそれに納得し、軍師学校へ行くのですが、到着したそこは呂陣営の昌平君の軍師学校だったのです。蒙毅を兄弟子とし、河了貂の軍師への道のりがスタートしたのですね。

信と再会する、第23巻

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

羌瘣が姉の仇討ちに出たことで、飛信隊はブレーンを失い、急激に勢いを落としていました。それに助け舟を出す形で、蒙恬が弟の蒙毅を飛信隊の軍師として送ったのですが、蒙毅は別の任務で来られず、代理の軍師として派遣されたのが、河了貂だったのです。このような経緯で信と久しぶりの再会を果たしました。チームが出来上がった中に入るわけですから、最初こそ飛信隊の多くのメンバーから反感買ったものの、初戦から抜群の軍略を見せ、あっという間に飛信隊の軍師として機能し、認められたのです。

信との関係は?

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

信の結婚相手は誰になるのか予想される際、河了貂の名前も挙がります。作中では河了貂と信がキスをするシーンが27巻にあります。しかし、これは麃公将軍が信の背中を押した勢いで信が倒れてしまって、そこにたまたま河了貂がいたというハプニングでした。それとは別に、河了貂自身が信をどう思っているのか、語るシーンが36巻にあります。魏加龍の一人、凱孟に捉えられた際、「信の女なのか」と聞かれ反論しました。そして、「信の夢が叶ってほしい、自分も信と一緒に幸せになりたい」と答えました。凱孟はそれを女の望みでそれをあるとしましたが、今の所、河了貂が信に恋愛感情を抱いていると明確になったシーンはありません。また信は河了貂を家族のような存在と捉えているようです。

河了貂の名シーン

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

河了貂は長く登場しているため、名シーンは多いですが、中でもやはり、軍師としての河了貂の才能が発揮された黒羊丘編が名シーンではないでしょうか。桓騎軍との連合軍だったのですが、1日目に、飛信隊は大きく作戦に失敗し、もう次は許されない状況でした。それにも関わらず、飛信隊は、趙の知略家、劉冬の作戦により、対岸を陣取られた渡河の戦いを強いられます。橋も舟も無い状況では、それは師の昌平君ですら「無手」と言った難題でした。河了貂は諦めかけましたが、飛信隊の軍師の誇りにかけその難題に挑みました。そして、劉冬ですら予測していなかった水深の深い激流の地を渡河する作戦を繰り出しました。そして、その大役を渕さんに任せました。渕さんは百人隊の頃から副長を務めており、飛信隊の古参者でした。河了貂が、この大役に、武人ではない渕さんを選んだ理由が渕さんの持つ飛信隊としての責任感でした。これは信もすぐに納得した人選であり、見事この河了貂の采配が功を奏し、「無手」と言われた渡河の戦いを攻略しました。まさに飛信隊流の作戦であり、河了貂の軍才が光ったシーンです。

河了貂のまとめ

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『キングダム』(C)原 泰久/集英社

河了貂は子どもの頃とは打って変わって、今や、飛信隊の核となっている人物で、成長度合いや立ち位置の変化としては一番大きいキャラクターかもしれません。

軍師として活躍うと、その分、敵に狙われる危険性も高くなりますし、飛信隊の規模が大きくなるにつれ、河了貂にのしかかる責任感も重くなります。常にプレッシャーと戦っている河了貂が、今後も難題をクリアしていけるといいですね。