【NARUTO】失踪した3代目風影の行方はいずこへ！？

「NARUTO」の風の国にある砂隠れの里をかつて納めていた3代目の風影とは、そもそもどんな人物であったのか覚えていますでしょうか。今回はそんな3代目風影の特徴や使用する術を初めとして、彼がどんな人物であったのか、名台詞や名シーンについて詳しくまとめていきます。

3代目風影の基本情報

3代目風影の特徴

3代目風影は青い髪に切れ長の目をしたすっきりとした顔立ちの男性です。劇中では既に死亡していたので、どんな生活をしていたのかや家族がいたのかといった詳細は分からないことが多く、本名も判明していません。

5代目風影となった我愛羅の父であり4代目風影であった羅砂を弟子としていました。羅砂の使う磁遁の師として砂金のコントロール力を鍛えており、その羅砂の術を見て我愛羅も自身の術へと応用させていたので、間接的にはあるものの我愛羅の師であったと言えるかもしれません。

3代目風影の実力

3代目風影は、土遁と雷遁を組み合わせる磁力を操る忍術である磁遁を使います。更に3代目風影の場合は特殊で、チャクラを磁力に変化サムイせられる特殊な体質を持っていました。そこにかつて一尾の守鶴の人柱力が使用した術を利用することで、砂鉄を自由自在に操る血継限界の1つとなった磁遁を開発しました。

この術を使うことによって歴代最強の風影と謳われるまでの実力を持ちました。 暁の1人となったサソリによれば1人で1つの国を落としたこともあるとされているので、歴代の影の中でもかなりの実力を持つ人物だったことが分かります。

3代目風影の使用する術

血継限界を持つ3代目風影は特殊な術を使用します。砂鉄結襲(さてつけっしゅう)という膨大な砂鉄を高密度に圧縮させることで、巨大な鋼鉄製の武器を即座に作り上げます。形状も術者によって自由に形成可能で、敵や戦闘の地形に適した的確な攻撃を行えます。

また、砂鉄時雨(さてつしぐれ)では砂鉄を小さな粒に固めて、字のように砂鉄の雨を降らせるこで広範囲への一斉に攻撃をします。更には砂鉄の形状を鋭利な針状にすると殺傷力を上げることもできます。

風影失踪事件

平凡な日々の里の長を務めていた3代目風影は、ある日を境に突如として里から姿を消してしまいました。里の忍らが捜索をするものの、見つけることは叶いませんでした。アニメ「疾風伝」においては、その後も暗部が調査を続けていたようですが、結局は死体のみならず移動した痕跡さえ見つけられずにいました。

サソリの傀儡

実際には砂隠れの里の忍であったサソリに殺害された上に、遺体は持ち去られていました。そしてサソリの傀儡人形にされていて、中でもお気に入りのコレクションの1つとなったことが、チヨバアとサクラがサソリと戦った際に判明しています。サソリの操る3代目風影の傀儡は毒の混ざった砂鉄を使うことでサクラを傷つけて毒状態にしましたが、サクラの攻撃によって破壊されました。

イタチ真伝での登場

アニメオリジナルのイタチ真伝篇では、大蛇丸の穢土転生の術で蘇生され、追ってきたデイダラとサソリと交戦させられています。自分を殺したサソリを恨み、蘇生された時には恨み言を述べる程でした。

風影としての自分に誇りを持っていたので、大蛇丸の発言に激怒しました。自我を消されてもまだ不完全であった術の支配に反抗して自我を取り戻しました。

3代目風影の声優

3代目風影の声を務めたのは、河合みのるさんです。「NARUTO 疾風伝」では他にコムギやドカンやマキビ社長、続編の「BORUTO」ではコウスケ、村長も担当しました。代表作はゲームでは「巨影都市」の柴田亮二、吹き替え作品では「恋人まで1%」のマイキー、「TRUE JUSTIS 沈黙」シリーズのマーカスなどがあります。

3代目風影の名台詞・名シーン

「サソリか。貴様、よくもこの俺を……」

暁から抜けたことで追われた大蛇丸は、3代目風影の傀儡を出したサソリに対して、穢土転生で蘇った意思のある3代目風影を出現させました。3代目風影本人にとしては遅れをとったサソリに対して、やはり恨みを隠しきれないようでした。

「 ふざ……けるな……俺は三代目風影だぞ。俺は……駒じゃねえ」

大蛇丸の完全な駒として戦うべく、術によって意識を奪われそうになりましたが、自我を強く保った3代目風影を大蛇丸は制御しきれなかったようです。3代目風影は自ら穢土転生の術の縛りを解いて、本当の意味での死を再び迎えることになりました。よって、第4次忍界大戦で蘇ることはありませんでした。

強かった風影

血継限界を持つ風影は、かつては絶大な強さを誇る人物でした。そんな3代目風影も後に暁に所属した異次元的な強さを持つサソリには敗北してしまいました。しかし、やはり風影なだけあって意思は強く、大蛇丸の穢土転生の術を打ち破ることには成功しています。