マイト・ダイとは漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。その名前からマイト・ガイと関係があることがお分かりと思いますが、ガイの実の父親がこのガイです。
マイト・ガイの父親が忍としてあまり優秀でなかったことはガイの口から語られていますが、どのような人物であったのか、実際の実力はどの程度のものだったのかなどをご紹介していきたいと思います。
また、マイト・ダイは霧の里でも有名な”忍刀七人衆”と関係があり、そのことについても詳しくご紹介していきたいと思います。
マイト・ダイの基本情報
名前 | マイト・ダイ |
性別 | 男性 |
所属 | 木ノ葉隠れの里 |
階級 | 下忍 |
使用する技・術 | 八門遁甲 |
年齢/誕生日 | 享年35歳/12月10日 |
身長/体重 | 186.4cm/78.4kg |
声優 | 江原正士 |
初登場 | 69巻668話”紅き春の始まり” |
その他 | 血縁者:マイト・ガイ |
マイト・ダイの特徴
息子ガイと同様、素晴らしいキューティクルのど直毛の黒髪で、毛先は切りっぱなしのようにまっすぐな髪型と濃く太い眉毛が特徴的な中年男性。下まつげが濃いのも息子と同じです。
ただ、ガイとは違いひげともみあげも特徴的で、これがまたかなり濃く太いため、外見のインパクトが強いガイよりも印象的かもしれません。
めぐまれた体格で、186cmを超える高身長の持ち主。ガイも体格にはめぐまれており、184cmと高身長で、外見的特徴はほぼ父親からの遺伝のようです。
性格は超が付くほどのポジティプシンキング&努力家。万年下忍という忍としての才能には恵まれてはいませんでしたが、他人に馬鹿にされ続けてもめげずに20年をかけて八門遁甲を会得しました。
ガイの明るくめげない性格も父親であるダイから受け継いでいると考えられます。
マイト・ダイの実力
前述したとおり、ダイは万年下忍でした。そのため、他の忍からは馬鹿にされるほどで、才能はなかったと言えます。
しかし、後にガイは第四次忍界大戦でうちはマダラと一対一で勝負をした際、八門遁甲というマダラを追い詰めるほどの術をダイから受け継いでいます。
この八門遁甲は禁術で会得するのは極めて困難なものです。これをマイト・ガイやロック・リーのように誰かから教えてもらったわけでもなく、たった一人で会得したのがマイト・ダイです。
年月は20年を要しましたが、これほどの技を一人で会得しているため、下忍と言えど実際の戦闘能力はかなりのものであったと言えます。
実際に、息子の窮地に駆け付け、複数の上忍相手に命を賭して勝利しています。詳しくは後述しますが、努力で上忍を凌ぐ実力を手にした人物だったことは間違いありません。
忍刀七人衆との関係
忍刀七人衆とは!?
忍刀七人衆とは、霧隠れの里で特殊な能力を持つ”忍刀”と呼ばれる武器を操る手練れの集団です。霧隠れの里が血霧の里と恐れられていた時代に活躍した集団でもあります。
最終的にはこの忍刀七人衆は後に水影となる長十郎のみになってしまいますが、当時は他里から恐れられた戦闘集団です。
うちはイタチが里を抜けた後に加入した暁でツーマンセルを組んだのが、元忍刀七人衆の枇杷十蔵と鮫肌鬼鮫でした。
マイト・ガイの窮地と忍刀七人衆
マイト・ガイがまだ忍としては未熟であった時の任務で、まだまだ幼かったガイたちは窮地に立たされます。任務中に霧隠れの里の忍刀七人衆に追い込まれてしまったのです。
ただでさえ年齢も若く実力の低いガイ達と上忍で構成された忍刀七人衆全員との対決では結果は目に見えていました。
しかし、そこにガイの父親であるマイト・ダイが現れ、息子たちを救うべく格上の忍刀七人衆に勝負を挑みました。
ダイは、使用すると死に至るという八門遁甲の「八門・死門」を解放し、忍刀七人衆の4人を倒してしまいました。
忍刀七人衆の他の三人は生き残っていますが、ガイ達が生きていることを考えると戦闘不能もしくは撤退を余儀なくされるほどの深手を負わせたことは確かです。
下忍1人VS上忍7人という圧倒的不利な状況でも勝利を収めたダイですが、この時に「死門」まで介抱したことにより結果的には死を迎えることとなりました。
マイト・ダイの声優
マイト・ダイの声を担当しているのは江原正士さんという声優で、ナレーターや俳優業もこなしている方です。息子のガイも実は同じ方が担当しておられます。
主な出演作品はアニメでは『サイコパス2』や『ソードアートオンライン』などです。また、吹き替えも多く、ニコラス・ケイジやトム・ハンクスなど有名俳優の吹き替えが多いです。
マイト・ダイ 名シーン
マイト・ガイの父親で、物語開始時には既に死亡しているダイですが、ガイの回想シーンをみるととても印象的な人物です。そんなマイト・ダイの印象的な場面をご紹介したいと思います。
馬鹿にされてもめげない強い心の持ち主マイト・ダイ
マイト・ガイも始めからポジティブ思考だったわけではなく、父親のダイが下忍で馬鹿にされ続けていることや自分の実力に落ち込むこともありました。
そんなガイが父親が馬鹿にされたのを目の当たりにするシーンです。そんな格好悪い場面でもダイは不屈の精神で明るく返答しています。
父から子へ!!禁術・八門遁甲!!
精神面ではどんなに教育をしても、忍としての実力がないダイ。そんなダイが唯一会得した禁術が八門遁甲であり、この高難度の術をガイに教える場面です。
父親として尊敬していても忍として才能がないのは息子もしっかりと理解していました。そんな父が実はとんでもない術を会得しており、それを教えるという場面です。
ガイは心底驚いたでしょうが、この術を教えてもらっていたからこそ、今のガイがあると言っても過言ではないとても重要な場面です。
自分ルール発動!!命を懸けても守るべき存在
息子の窮地を救うため、格上の敵7人を相手に戦いを挑む偉大な父親。その恐怖は計り知れませんが、その背中をガイはしっかりと目に焼き付けたことでしょう。
これがダイの最期になってしまいますが、感動的なシーンで印象に残っている読者の方が多くいるのではないでしょうか。
偉大な父!!マイト・ダイ!!
命を賭して息子とその仲間を守り切った偉大な父親です。作中でも、息子に大切なことは「自分にとって大切なものを守り抜くことだ」と教えています。
八門遁甲を使用するときも、この自分ルールを胸に戦いを挑んでいます。結果的に死亡してしまいますが、自分ルールにのっとりしっかりと大切なものを守り抜いたマイト・ダイ。
この精神は息子にしっかりと受け継がれ、ガイも八門遁甲をすべて介抱して仲間を守っていました。そして、さらに次の代であるロック・リーや日向ネジにもこの精神は受け継がれていきました。