【名探偵コナン】烏丸蓮耶はあの方なの？初登場回やラムとの関係は？

ついに、コナンが追う黒の組織のボス「あの方」の名前が明かされました。その人物について、現在分かっている限りのことを振り返っていきましょう。

烏丸蓮耶の基本情報

烏丸蓮耶の特徴

烏丸蓮耶は、莫大な財産を所有しながらも、原作軸より数十年程前に謎の死を遂げたと言われている大富豪です。

黒の組織のメンバーからは常に「あの方」と呼ばれています。

組織の象徴カラーがカラスのような黒い色であったり、プッシュ音付きの携帯電話で打ち込むと、童謡「七つの子」のメロディになる「#969#6261」をメールアドレスにしていたりするなど、自身の姓に含まれるカラスを象徴することにこだわりがあるようです。

側近には、黒の組織のNo.2 のラムと呼ばれている人物がいます。

また、FBIに所属する赤井秀一のことを、組織を壊滅させる銀の弾丸「シルバーブレット」になるかもしれないと恐れているようです。

別荘に伝わる惨劇の歴史

烏丸蓮耶がとある山奥に構えていた別荘「黄昏の館」という洋館は、装飾から、家具、食器、遊具にいたるまで全て彼の特注品で整えられており、それら全てにカラスをあしらった紋章が刻まれています。

また、後にコナンによって、この館そのものが「黄昏」の名を頂くにふさわしい、千億以上の純金で出来ている財宝であることが明かされています。しかし、純金に輝く黄昏、という美しい姿と名前とは裏腹に、この館には血生臭い惨劇の歴史がありました。

原作軸から40年ほど前、烏丸蓮耶は、館に隠された財宝を一目見てみたいと、考古学者を大量に雇って調査させていました。しかし、自身の死期が迫る中、財宝のありかどころか手掛かりすら見つけられないことに対して焦りと苛立ちを募らせたのか、彼は見せしめとして、考古学者達を一人一人殺害していったというのです。

それから20年の間に烏丸蓮耶は謎の死を遂げ、この惨劇は人知れず闇に葬られていったと言います。

求めるのは、不老不死？

烏丸蓮耶が実際に生きているならば、150歳近いはずです。数十年前に死んだという説が仮に嘘だったとしても、とっくに寿命を迎えているでしょう。

しかし黒の組織は、アポトキシン4869というある意味「若返りの薬」の開発を宮野夫妻や灰原にさせていました。ベルモットも同じ薬を飲んだのかは定かではありませんが、FBIのジョディ・スターリングが彼女と対峙した時、「あなた、どうして年を取らないの？」と尋問していることからも、何らかの方法で若返っていることが示唆されています。

また彼らは不老不死の伝説が残る「人魚の島」へ名前を伏せて調査に訪れていたことが、祭りの名簿に残されていた「黒澤陣（ジン）」「魚塚三郎（ウォッカ）」「宮野志保」という名前から分かっています。

彼らは、不老不死になることを望んでいるのでしょうか？そうであるならば、烏丸蓮耶が生存していてもおかしくないとも言えます。

烏丸蓮耶の名言・名シーン

名前以外の情報が殆ど明らかになっていない烏丸蓮耶。しかし彼の存在自体は、コナンが黒の組織を追う中で徐々に明らかにされてきていました。そんなシーンをご紹介します。

ジンの台詞から浮かぶボスの存在

街中でジンの愛車を見つけたコナンと灰原。その車を追っていった先で起こった殺人事件は、ピスコというコードネームを持つ黒の組織の一員によるものでした。

ピスコに拉致された灰原を救出したコナンが脱出した後、ジンがピスコの前に現れます。その目的は、殺人を犯す瞬間をカメラマンに撮られるというミスをしたピスコの粛清でした。

驚愕するピスコは、自分を殺すとジンの立場が悪くなる、と忠告しますが、ジンは「あの方直々の命令だ」と言って、彼を殺害します。

ここで、初めて黒の組織には「あの方」というボスが存在することが明らかになりました。

それにしても、たった一つのミスから長らく使えてきた相手の殺害を指示するとは、烏丸蓮耶の、黒の組織のボスとしての冷酷さが垣間見えるシーンです。

羽田浩司殺害事件現場に残されたメッセージ

17年前に、アメリカのホテルで羽田浩司が殺害された現場に残されていたダイイングメッセージ。

切り取られた「U M A S C A R A」の8文字から、赤井秀一と工藤優作は、それがある一人の人物の名前を指したものと推理します。

それが「CARASUMA」すなわち、烏丸蓮耶のことです。

優作は、息子であるコナン（＝新一）に「日本で最も強大な人物を敵に回そうとしている」と告げ、事が決着するまで妻の有希子と共にサポートすることに決めます。

コナンもそれにこたえ、いよいよ本格化する黒の組織との戦いに向け、改めて気を引き締めるのでした。

烏丸蓮耶の正体は？徐々に明らかになる黒の組織の全貌

謎に包まれた黒の組織、そしてそのボスである烏丸蓮耶。

その正体も勿論ですが、ジンたちを率いて殺人や裏工作、怪しげな薬の研究などを行っているなど、その目的も未だ分からないことばかりです。

ですが、コナンが彼と対決する時こそ、長らく続いている名探偵コナンの物語が大詰めを迎える時であることは間違いありません。