【鬼滅の刃】隠として登場する前田まさおってどんな人物?あだ名:ゲスメガネの意味って?

『鬼滅の刃』で鬼殺隊のサポートの役割のある「隠」。その一員である前田まさおという人物は記憶に残っているでしょうか。

彼は12巻の8コマ漫画に登場したきりで本編には登場しませんでした。今回はそんな彼をご紹介していきます。

【鬼滅の刃】隠として登場する前田まさおってどんな人物?あだ名:ゲスメガネの意味って?

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

前田まさおの基本情報

前田まさおの特徴

鬼殺隊をサポートする立場である「隠」に所属している前田まさおは、他の隠同様に黒子風の服装をしています。そんな前田まさおの唯一の特徴というのは顔の半分ほどある丸い眼鏡です。

そして、息をするように恋柱である甘露寺蜜璃に対して嘘をついて露出度の高い隊服を着せていました。甘露寺が好き好んで着用している隊服ではないということがこの8コマで明かされたわけです。というのも、それは前田まさおの”悪趣味”と言える部分のようで、これの被害者は後を絶たないようです。

実際、前田まさおは甘露寺だけだはなく、蟲柱である胡蝶しのぶにも同じく胸元の露出している服を一番最初に手渡していたようでした。その前田まさおの悪行をしのぶは知っていたのか、持参していた油とマッチで躊躇いなくもらったばかりの隊服に火を放っていました。自分の欲望が詰まった女性隊服を目の前で燃やされてしまった前田まさおは地面に頭をこすりつけて「チクショオオ」と叫んでいます。これは確信犯の雄たけびということがわかります。

さらに、しのぶが被害に遭っているということは姉である胡蝶カナエも恐らくは同じ被害に遭っていたのではないかと思われます。しのぶは自分と近しい女性である栗花落カナヲ神崎アオイにも被害が及ぶことを懸念して、油とマッチを持たせているようでした。

前田まさおの能力

鬼殺隊をサポートする隠の仕事は様々あります。例えば、主人公・炭治郎の介抱を中心に行っていたのは本編中にもよく出演していた隠・後藤さんです。隠は鬼殺隊で戦力になる事ができなかった剣士たちが入る場所なので、隠も鬼殺隊の隊士同様に信念を持って仕事をしているように思います。

さて、肝心の前田まさおの隠としての仕事ですが、彼は隠の中でも「鬼殺隊隊服縫製係」という、隊服を仕立てる役割があるようです。彼はその役割を利用して女性隊士に露出度の高い隊服を提供しているのです。その噂が広まっているからなのか、彼の隊の中でのあだ名は「ゲスメガネ」です。彼はそれを知られているにも関わらず、懲りずに女性隊士に露出度の高い服を渡すのです。

そうは言っても、隠の中の縫製係という役割は隊服の機能を考えるととても重要な職業なのです。鬼殺隊の隊服というのは、特別な繊維を使用して作られているので、鬼の爪や牙も通さないと言われています。その繊維を布から裁断し、隊服を作るというのは、とても大変な作業なことでしょう。それを自分の私利私欲のために隊服を作り続ける前田まさおの技術力は素晴らしいものだと言えるでしょう。

現に、その大変さを知らしめているシーンとして、伊之助が隊服を破り捨てたというエピソードがあります。野生の中で育った伊之助にとって服を着るという行為は煩わしいものだったようで、支給された瞬間から破り捨てています。それが原因で伊之助は隠の縫製係に嫌われてしまったという話まであります。それほどに隊服を作るというのは大変だということがわかりますよね。

その大変な作業を経てまで前田まさおは自分の信念を貫き通し、女性隊士に露出度の高い服を渡しています。それを目の前で燃やされた際の彼の「チクチョオオ」という雄たけびは、露出度の高い服をしのぶに着せることができなかった悔しさから出たものなのか、苦労して縫製した隊服をあっけなく燃やされてしまったからなのか。これは前田まさお本人にしかわからないことですが、前者の方が強そうです。

前田まさおの名言・名シーン

8コマ漫画でののみの出演ですが、前田まさおを最も体現している名言・名シーンをここからはご紹介していきます。

「チクショオオ」

【鬼滅の刃】隠として登場する前田まさおってどんな人物?あだ名:ゲスメガネの意味って?

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

前田まさおがしのぶに隊服を燃やされてしまい、悔しがるシーンです。「チクショオオ」という雄たけびを上げて地面にひれ伏していますが、この時の前田まさおの表情がとても気になるところです。甘露寺と会話をしている際に出てきた前田まさおはいつも目が据わっていて、自分の欲望に忠実であることを察することができるので、隊服を燃やされてしまった彼はどんな顔をしていたのでしょうね。

ゲスメガネと呼ばれても強い信念を貫く隠

前田まさおはゲスメガネと呼ばれ、女性隊士へ変態行為を繰り返しているにも関わらず、懲りずに露出度の高い隊服を作り続けています。彼は自分の中の強い信念によって突き動かされているのでしょう。

しかし、隠として働いているということは彼も少なからず鬼に対しての恨みや憎しみがあり、鬼殺隊の力になりたいと思って働いているはずです。原作は最終回を迎えてしまったため、今後の彼を伺うことはできませんが、全うな仕事をしてくれうように願うばかりです。