【NARUTO】半蔵は雨隠れの里の長でいいやつ?死因や強さ、名言を紹介!

「NARUTO」の火の国の隣国に位置する小国の雨隠れの里にも、火影のような里長がいました。風の国と土の国にも挟まれ、戦場となることが多かった雨隠れの里には薄暗い実情があります。では、半蔵は里をどのようにして治めたのでしょうか。そして、暁のペインの所在地でもあった雨隠れの里では何が起こっていたのでしょうか。

半蔵の基本情報

【NARUTO】半蔵は雨隠れの里の長でいいやつ?死因や強さ、名言を紹介!

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

半蔵の特徴

半蔵は雨隠れの里の長を務めており、山椒魚の半蔵という異名を持った実力のある忍です。

幼少期には身体の左脇腹に黒山椒魚の猛毒の袋が埋め込まれてしまいます。その効果として、毒への高い耐性を得た引き換えとして、周囲への安全の為に口呼吸のみしか行えない毒人間となりました。対策とし常時付けている防護マスクが大きな特徴です。

半蔵の性格

半蔵は昔は強い者を強いと認めて潔く引いたり、敵として認めながらも施しを与えたりと、立派な仁義を持つ人として正しい行いのできる人間でした。その後は敵を容赦なく欺くといった残忍な性格に変貌にしてしまいます。

晩年には慎重な性格になっております。木の葉の里と砂隠れの里で中忍試験再開の連絡をカカシがした時も、直接連絡の巻物を受けどりませんでした。

半蔵の強さ

半蔵の主な武器は毒を塗り込んだ鎖鎌で、毒の山椒魚のイブセの口寄せによるを使った毒忍術を駆使します。また、起爆札を応用した火遁系の忍術も駆使して戦闘します。

実力はかなりのもので、第3次忍界大戦では自来也大蛇丸綱手の3人を相手に互角に戦って、追い詰めることができる実力を持っています。そして、この時に自来也と大蛇丸と綱手のことを木の葉の伝説の三忍と名付けたのも半蔵です。

半蔵の信念「和」

かつての半蔵は忍界世界をまとめて一つにすることで世界を平和に導こうとしていました。若き頃には鉄の国の大将のミフネと対峙したことがありました。ミフネの信念を認めた半蔵は、解毒剤を渡して命を救うという仁義のある忍でした。

上記の理由から、当時同じく雨隠れの里にいた弥彦長門から指導者として尊敬に値する人物でした。しかし、忍界大戦などで争いを重ねる内に心をすり減らしていき、これまでの信念であった「和」というものが無駄に思え、自身の保身に走るようになりました。

その後には、他人に対する警戒心もより一層強くなり、晩年になると城に閉じこもり、表舞台から姿を消しました。

暁への裏切り

暁の成立ちのエピソードでもある長門と弥彦と小南の過去が語られる時、半蔵によるだまし討ちの裏の実情が明かされます。半蔵は、暁の理想に最初は共感していました。

しかし、同時に国内で脅威の存在となりつつある暁を排除する為、協力する振りをした後で裏切りました。方法は非常に残忍で、小南を囮として長門に弥彦を殺さなければ小南を殺すと脅しました。実際にはその影には木の葉の里のダンゾウの暗躍がありました。

この後、怒り狂った長門により半蔵も含めて一族が皆殺しになってしまいます。ここで半蔵は死亡しますが、逆に状況を利用した小南が変化の術を使って半蔵になり変わり、雨隠れの里を操りました。

第4次忍界大戦

第4次忍界大戦が始まるとと薬師カブトの穢土転生の術で復活します。忍連合軍と戦いではチヨバアらと共にいて、侍の頭領に上り詰めたかつても戦ったミフネと激突します。

修行や戦闘による経験の積み重ねられたミフネの剣術で、心も体も打ちのめされてしまい、かつて抱いていた信念をミフネの中に見い出します。最期には腹にある毒袋を自らで突き刺すことでカブトの術の呪縛に抗いました。

半蔵の声優

半蔵の声を務めたのは、沢木郁也さんです。アニメでは「それいけ!アンパンマン」のドドの父やナマズマンやメンドーくん、「サザエさん」があります。吹き替えでは「マトリックス」シリーズのコーネル・ウェストや「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」シリーズのロウロウなど、主役は少ないものの多くの作品に出演しました。

半蔵の名台詞・名シーン

「お前はその身を盾に皆を守ろうとした。お前はオレが英雄として語り継ぐ!」

【NARUTO】半蔵は雨隠れの里の長でいいやつ?死因や強さ、名言を紹介!

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

若かりし半蔵はミフネとの戦闘に勝利しました。死にかけて息も絶え絶えのミフネを前にして、半蔵が言い放った名台詞です。敵でありながらも目の前の半蔵に屈せず仲間の為に戦うことのできたミフネに感服したからこそ、こんなにも潔の良い言葉を口にできたのではないでしょうか。

里長だった半蔵

【NARUTO】半蔵は雨隠れの里の長でいいやつ?死因や強さ、名言を紹介!

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

半蔵は典型的な争いの被害者となってしまいました。以前は人としての心を持つ強さのある忍でしたが、戦いに疲弊してしまい心を無くし、今度は己が加害者となる立場になってしまったようです。

一方で、鉄の国の長となったミフネの命の恩人であり、木の葉の三忍という異名を轟かせた人物でもありました。そのような功績があったからこそ雨隠れの里の長であったのでしょう。