「NARUTO」において木ノ葉隠れの里の重鎮であるうたたねコハルは、これまで明かされなかった里の秘密について関わっている節があります。そんなうたたねコハルとはどんな人物であるのか、名台詞や名シーンについてなどをじっくりと解説していきます。
うたたねコハルの基本情報
名前 | うたたねコハル |
性別 | 女性 |
所属 | 木ノ葉隠れの里 |
階級 | 上役 |
使用する技・術 | 不明 |
年齢/誕生日 | 69歳/9月1日 |
身長/体重 | 153cm/46.3kg |
声優 | 翠準子、渡辺育子 |
うたたねコハルの特徴
コハルは、3代目火影であった猿飛ヒルゼンや暗部組織「根」の長であったダンゾウと同世代の忍です。水戸門ホムラと共に木の葉の里の相談役を務め、3代目以降の火影達に里の為になる意見をいくつも出しました。かつては猿飛ヒルゼン、水戸門ホムラに同じく初代火影であった千手柱間、2代目火影であった千手扉間の教え子でもありました。
髪型は頭の上で団子にしたものをかんざしで止めている、老人の女性になります。耳には飾りをしており、目は細長くあまり開かれる場面はありません。実は、好きな食べ物は梅干と五目ひやむぎで、嫌いな食べ物はヨーグルトという設定もあります。
うたたねコハル
コハルは里の方針を定める立場でいた為に、とても慎重です。集団主義を好み、奥ゆかしいとされています。里の為とあれば少数を切り捨てる方針をとることを厭わずに実行するように勧めます。
火影との関わり
猿飛ヒルゼンが火影に在任していた時には、会議などの場に同席し、里のこれからについてや意思決定に参加しました。大蛇丸の木の葉崩しによって犠牲となったヒルゼンの死後には、木の葉の三忍として評された実力を持つ自来也に5代目の火影就任を打診しました。しかし、断られてしまったので、自来也の提案によって代わりに綱手の就任を了承しました。
うちは一族の真実
木の葉の里の最高幹部であったので、うちは一族の殲滅についてコハルは密かに関与していました。そして、その真実の全てでさえもを知っていたものの、里の平穏の為に真実を伏せていました。ただしコハルはうちはの画策のことを容認できないものとして怒りを示していました。しかし、そのことから志村ダンゾウと共にうちは一族最後の生き残りであるサスケの復讐の対象となりました。作中最後まで生き延びた。
暁や他国から尾獣を狙われることを危惧し、人柱力であるナルトが里の外に出ることに慎重であったことから、五代目火影・綱手とは意見が対立した。
「BORUTO」でのコハル
7代目火影となったナルトの在任時代でも老体ながら存命で、3代目の時代から更に歳を重ねても未だに相談役としての健在でした。ボルトと同じ第7班のミツキが里から抜けたという問題が起きた際に、6代目のカカシに呼び出されて登場しました。
ミツキはかつて木の葉崩しを起こし、里に甚大な被害をもたらした上にヒルゼンが死ぬ原因となった大蛇丸の子供でありました。そんな危険人物の子供をナルトの一存のみで他のものに相談せず、里に引き入れてアカデミーで学ばせて下忍にしたことを責めました。
コハルの声優
うたたねコハルの声を担当した方は、2人います。まずは翠準子さんです。吹き替え作品がメインであり、エヴァ・ガードナーの吹き替えをすることが多く、「キリマンジャロの雪」「北京の55日」に出演しました。1970、80年代にはテレビドラマのライオン奥様劇場の「大奥の女たち」や「妻の再婚」で女優として演じました。
2人目はコハルの少女期の声を演じた渡辺育子さんです。「NARUTO」では他にはフロフキ、老婦長、猿飛ビワコを担当しました。代表作は吹き替えで「LAW&ORDER」シリーズのロジャーズ、「私立探偵ヴァルグ」のヴェルネル夫人などがあります。
うたたねコハルの名台詞・名シーン
「ナルトがやられら九尾が奴らの手に渡ればそれこそ……」
木の葉の里に暁のリーダーであるペインが結界を破って侵入し、里の人々を襲って多くの被害を出していました。そんな危機に陥った里を救う為に、妙木山に仙人チャクラについての修行をするナルトを5代目火影の綱手は呼び出そうとします。
しかし、それにコハルは強く反対します。理由はナルトはまだ子供で下忍の為に立場であり、更に侵入者はナルトの師匠であった自来也でさえも倒したからでした。しかもナルトが倒されて九尾の力を奪われてしまうと、里から人柱力を失ってしまうのでとても危惧していました。
「好きにせい……」
綱手に自来也やチヨバアが若い者にこれからのことを託して死んでいったのとは異なり、コハルには信じる力がないと説教されてしまいます。それに対して何も言えなくなってしまったコハルは大人しく引き下がりました。
里の相談役
うたたねコハルは、時に冷酷で感情に一切流されない判断を下してきました。それも全ては陰から木の葉の里を守る為であると思えば、正しい判断であったのかもしれません。