うちはオビトは漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。その過去から現在に至るまで、壮絶な人生を送っており、【NARUTO】のストーリー上かなり重要な人物となっています。
そんな物語のキーマンとなるうちはオビトの能力やその最後について詳しくご紹介したいと思います。
うちはオビトの基本情報
名前 | うちは オビト |
性別 | 男性 |
所属 | 木の葉隠れの里 |
階級 | 中忍 |
使用する技・術 | 火遁、木遁 |
年齢/誕生日 | 13歳→31歳/ 2月10日 |
身長/体重 | 154.2cm→182cm/44.5kg/70.3kg |
声優 | 幼少期: 小森創介、藩めぐみ 大人: 高木渉、内田直哉 |
初登場 | 14巻122話「受け継がれゆく意志!!」 |
想い人 | のはら リン |
うちはオビトの特徴
うちはオビトはその名のとおりうちは一族の少年であり、うちは一族に特徴的なクセのない黒髪をしています。うちはオビトは木の葉の額当てと目にはゴーグルを装着しています。
少年時代のうちはオビトは、主人公ナルトの父親であり四代目火影の波風ミナトが担当上忍を務めるミナト班に所属する中忍の忍です。メンバーには後のナルトの担当上忍となるカカシと、想い人であるリンがいます。
オビトはとても優しい性格をしていますが、いつも遅刻をしてチームに迷惑をかけていました。しかし、実は道中里のお年寄りの荷物を持ってあげるなど、人助けをしていることが理由で遅刻していることが多かったようです。
そんなオビトの優しい心根を分かっていたからか、カカシとはよく言い合いをしていましたが、本当に仲が悪いということはなかったようです。
また、チームメイトのリンに対して思いを寄せていたオビトは、リンにかっこいいところを見せようと張り切って失敗するシーンがよく見受けられます。その時に追った怪我をリンが手当てしてあげていたようです。
オビトとカカシは考え方の違いからよく対立していましたが、二人の間にリンがいつも入っていました。そんな優しいリンに対してオビトは好意を寄せていましたが、リンはカカシに思いを寄せていました。
そのことに気づいていたオビトは複雑な思いをしていますが、それでもその想いを貫き、任務で彼女がさらわれた際には彼女を助けるため単身敵陣へ向かいます。
この時、カカシは任務遂行を優先しますが、オビトから「仲間を大切にしないやつはクズ」と言われたことにより、オビトとともにリン救出へ向かうこととなります。
そして、リン救出の際にカカシをかばったことにより右半身を岩に潰されて死亡したと思われていました。しかし、奇跡的に生存しており、右顔面はその時の傷があり、右半身には移植の手術痕が痛々しく残っています。
純粋でまっすぐな性格をしているオビトですが、この性格が災いして「月の眼計画」という途方もない計画を実行する引き金となってしまします。
うちはオビトとナルト
オビトはいつもゴーグルをしていて、将来の夢は火影になることです。幼少期のナルトはまだ下忍ではなかったため額当てをしておらず、代わりにゴーグルをつけています。
オビトもゴーグルをつけており、火影の顔岩にはゴーグルをつけようと考えていたようです。また、いつも明るく優しい性格をしていますが、純粋で自分の信念を曲げない強さも持っています。
これが、主人公ナルトによく似ていると言われる所以です。ナルトは認めていませんが、オビト自身も自分とナルトが似ていると発言しています。
実際、うちはマダラに出会う前までのオビトは話している雰囲気もナルトと似ています。しかし、リンを失くしたことによる世界への絶望やマダラとの出会いが彼を捻じ曲げてしまいました。
ナルトは幼い頃よりつらい経験をしていますが、少しずつ自分を理解し受け入れてくれる人間が増えたことにより、青年になっても純粋でまっすぐな性格のまま成長することが出来たと言えます。
成長する環境で人は良くも悪くもなり、それは決して自分だけの力によるものではないということです。
うちはオビトの能力
オビトはうちは一族であり、うちは特有の術を得意としています。その能力をご紹介したいと思います。
火遁
オビトはうちは一族であるため、火遁系の術を得意としています。極大の火球を口から噴き出す火遁・豪火球の術に関しては中忍時代から使用可能でした。
また、火遁・爆風乱舞は神威と豪火球の術を組み合わせた技で、中忍時代は写輪眼を開眼していなかったため使用することはできませんでしたが、青年期では使用可能となっています。
土遁・土竜隠れの術
チャクラで土を砂に変え、その土の中を進む術です。
木遁・挿し木の術
右半身を潰されていたため、うちはマダラによって柱間細胞を移植されています。このことにより、オビトは柱間の得意とする木遁を使用することが可能です。
写輪眼・万華鏡写輪眼
うちは一族の血継限界であり、写輪眼は神無毘橋の戦いにて開眼しており、左はカカシに移植されています。そして、後にリンの最後を目にしてしまった際に、万華鏡写輪眼を開眼しています。
このことにより、神威やイザナギが発動可能となってます。
輪廻眼
前輪廻眼所持者である長門が死亡し、オビトが受け継いだのがこの輪廻眼です。これにより外道の術が使用可能となり、第四次忍界大戦では穢土転生にて復活させたかつての人柱力を新たなペイン六道として戦闘に利用しました。
口寄せの術
オビトは柱間細胞を移植されているため、うちはと千手の両方の能力を所有しており、それによって外道魔像の口寄せが可能となっています。
封印術・幻龍九封尽
外道魔像に尾獣を封印するために使用しました。これにより、外道魔像を十尾にすることが可能になります。
うちは火炎陣
外道魔像を十尾へと変えるにあたり、この術を防壁として使用しました。
うちはオビトの最後
第四次忍界大戦にて、十尾の人柱力となり六道仙人と同程度の力を有することが出来ましたが、ナルトとの交戦で迷いが生じたことにより尾獣を引き抜かれました。
人柱力は尾獣を引き抜かれると死亡してしまいますが、オビトは最後の力を振り絞り輪廻転生の術を使用して第四次忍界大戦にて犠牲となった者たちを生き返らせようとしました。
しかし、ゼツに邪魔をされてマダラが輪廻転生することとなり、マダラの完全復活となってしまいました。最後はナルトやカカシを庇って致命傷を負い、死亡してしまいます。
あの世の入り口に待っていたリンと再会し、リンにもう少しだけ待つように伝えてカカシに残りのチャクラを渡すことでその後の戦いに貢献しました。
戦争の終了後には、最後にカカシと精神世界で対話し、最後の別れをします。そして、リンの待つあの世へと旅立ち、本当の最後となりました。
うちはオビトの声優は4人
幼少期は小森創介さん、藩めぐみさんが務めました。大人になってからは高木渉さん、内田直哉さんが務めました。
オビトがうちはマダラを名乗っているときに、担当の声優が高木渉さんから内田直哉さんに変わったため、混乱した方も多いと思います。
うちはオビトの名言・名シーン
物語のキーマンであるオビトには印象的なシーンや言葉があります。その場面をご紹介します。
仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ
リンが攫われた際に、リン救出よりも任務遂行を優先したカカシに放った言葉です。リンを好きであるからだけではなく、オビトの人のために尽くす性格がこの名言を生んだと言えます。
もう一度もう一度君の居る世界を創ろう
ゼツを身にまとい、カカシとリンのもとへ行ったオビトがリンの最後を目撃してしまいます。その時にオビトは世の中に絶望してしまいます。
そして、世界を作り直すことを決め、マダラの計画「月の眼計画」に加担することとなってしまうのです。一人の女性の死が世界規模の戦争を起こすきっかけになったシーンです。
お前は…必ず火影になれ
オビトの肉体が崩壊して死亡する直前にナルトに残した最後の言葉です。戦いの中でナルトやカカシと接することで改心したオビトは、最後にナルト達を庇って死亡してしまいますが、ナルトに火影になるという自身の夢を託します。
最後はカカシと和解したうちはオビト
世の中に絶望したオビトは取り返しのつかない過ちをおこしてしまいますが、それは純粋でまっすぐな性格の持ち主であったからこそと言えます。
サスケはもちろんですが、主人公のナルトでさえ状況次第では第二のオビトになりえるということです。しかし、最後は改心してナルト達に手を貸し、ライバルであり友であるカカシとも和解しています。
そして、リンの元へと旅立ったオビトはきっとリンと仲良くカカシ達を見守っているのではないでしょうか。