【鬼滅の刃】炎柱の実弟・煉獄千寿郎(れんごくせんじゅろう)とはどんな人物？登場回は？

第1回・人気キャラクター投票で62位の煉獄千寿郎。

炎柱である杏寿郎を兄に持ち、漫画『無限列車』で初登場しています。劇場版『無限列車編』にあたるストーリーであることから、アニメ映像としては劇場版が初登場になることが予想されます。

そんな煉獄千寿郎とはどんな人物なのか、家族や登場回を含め紹介します。

煉獄千寿郎の基本情報

煉獄千寿郎の容姿と性格

容姿

父である槇寿郎や兄の杏寿郎と瓜二つの容姿をしていますが、八の字にの眉からやや気弱な印象があります。

炭治郎より少々低めの身長のようです。

性格

気弱で控えめな性格。煉獄家を訪れた炭治郎が父の槇寿郎に殴られた際は、兄が亡くなり辛い心情の中で心配をし、気遣う優しさを見せています。

煉獄千寿郎の家族

父：煉獄 槇寿郎

かつて鬼殺隊の柱に選ばれるほどの剣士でしたが、日の呼吸について書かれた炎柱ノ書を読んでからは、自らの才能の限界に打ちひしがれ、同時期に最愛の妻を亡くしたこともあり、柱としての情熱も失ってしまい、柱を引退しています。以降、家で酒浸りの日々を過ごしています。

母：煉獄 瑠火

聡明かつ芯の強い女性であり、病で床に臥せり死期が近いことを悟りながらも、強く生まれた者の責任を杏寿郎に説き、彼の人生観に大きな影響を与えています。

兄：煉獄 杏寿郎

鬼殺隊を支える最上隊士である柱のひとり。全集中の呼吸・炎の呼吸を極めた炎柱を務めています。

鬼殺隊上位陣には、信頼と共に一目置かれる存在でした。

煉獄千寿郎の登場回

漫画 7巻 55話 『無限列車』

無限列車で行方不明者が続出していることから、鬼がいるとして調査を行うために列車に乗っていた杏寿郎。

炭治郎、伊之助、善逸と合流し、車掌が切符を切った瞬間に鬼が現れます。

杏寿郎は不知火で一刀両断しますが、眠り鬼・魘夢が血鬼術で見せた夢でした。

柱に就任したことを父に報告した時のことを夢に見る杏寿郎。

「お前には兄がいる 兄は弟を信じている

どんな道を歩んでもお前は立派な人間になる！　燃えるような情熱を胸に頑張ろう！

頑張って生きて行こう！寂しくとも！」

柱になった報告に対し、父にそっけない反応をされても挫けず、励ましの言葉をくれる兄に対して煉獄千寿郎は涙を流します。

漫画 8巻 67話 『さがしもの』

無限列車での戦いで命を落とした杏寿郎。

杏寿郎が最期に残した言葉を伝えるべく、まだ傷も癒えないままの体で煉獄家に向かう炭治郎。

荒い息をしながらたどり着いた煉獄家の前には、兄の訃報を聞き、意気消沈したような顔で掃き掃除をする煉獄千寿郎の姿がありました。

「あの…大丈夫ですか？あなた顔が真っ青ですよ」

兄・杏寿郎の最期の言葉を伝えに来たという炭治郎の様子を心配する姿から、煉獄千寿郎の優しい性格が伝わります。

漫画 8巻 68話 『使い手』

杏寿郎に対し、酷い物言いをする槇寿郎の言葉に何も言えず、目に涙を溜める煉獄千寿郎。

日の呼吸の使い手だと言い怒り、炭治郎に殴りかかる槇寿郎を必死に止める煉獄千寿郎ですが、殴られてしまいます。

槇寿郎と炭治郎の殴り合いは続きます。しかし、炭治郎が槇寿郎に頭突きをしたことでその場は収まります。

頭突きをしてしまったことに凹む炭治郎を屋敷の中に招き入れ、お茶を出す煉獄千寿郎は、兄の悪口を言われながら口答えできなかった自分の代わりに怒ってくれたことを感謝します。

そして、炭治郎から兄の最期を聞き涙を流しながら再び感謝を言葉にします。

漫画 8巻 69話 『前へ進もう少しづつでも構わないから』

杏寿郎に教えてもらった歴代炎柱の書を煉獄千寿郎に見せてもらう炭治郎。しかし、書はずたずたにされており読めるものではありませんでした。

ヒノカミ神楽や日の呼吸について、情報は得られませんでしたが、自分のすべきことをわかっていると言う炭治郎。杏寿郎のように強い柱に必ずなると煉獄千寿郎の前で言い切ります。

「剣士になるのは諦めます それ以外の形で人の役に立てることをします」

本来であれば炎柱の継子となる立場でしたが、剣才に恵まれなかったことから剣士の道を諦め、自分のやり方で人の役に立てる道を探すことを決意します。

「きっとあなたを守ってくれます」

炭治郎を見送る際、そう言って兄の日輪刀の鍔を贈ります。

17巻 149話 『嫌悪感』

仏壇の前で杏寿郎に、お館様の元へ向かった槇寿郎と炭治郎を守ってくれるよう、祈る煉獄千寿郎。

炎柱の書を読み解き、炭治郎に手紙を送っています。

単行本の空白ページに登場する煉獄千寿郎

単行本の話と話の間に存在する空白ページ。

そんな空白ページに描かれている煉獄千寿郎を紹介します。

8巻 66話『黎明に散る』~67話『さがしもの』

鴉から届いたと思われる杏寿郎の訃報に蹲り泣く姿が描かれています。

10巻 81話 『重なる記憶』~82話 『人間と鬼』

炭治郎と文通していることが判明しており、直接会ったことはありませんが、善逸と伊之助が大好きなのだとか。

面白過ぎて笑いをこらえきれない煉獄千寿郎の様子が描かれています。

煉獄千寿郎の担当声優

煉獄千寿郎は、まだ漫画でしか登場していないため、担当声優は判明していません。

漫画では、『無限列車』で登場していることから、劇場版『無限列車編』で登場すると思われます。

2020年に公開が決定されており、その後のストーリーにも登場するため、担当声優が明らかになるのに時間はかからないのではないでしょうか。

煉獄千寿郎の名シーン・名台詞

煉獄千寿郎の印象に残ったシーンにはどのようなものがあるのでしょうか？

兄・杏寿郎の夢に登場する幼き日の千寿郎。

兄弟、仲が良いことがわかります。

兄に対して酷い物言いをする父に対し、何も言えずに涙を溜める千寿郎。

炭治郎に殴りかかる父・槇寿郎を必死に止める場面。

この後、炭治郎が槇寿郎に頭突きをした際、驚きの表情をしています。

煉獄千寿郎のまとめ

兄である杏寿郎が亡くなってからの登場だったこともあり、涙を流す場面が多かった煉獄千寿郎でした。

兄の訃報に涙を流し、辛い心中で炭治郎や父のことを気遣い、剣才に恵まれずとも他の方法で人の役に立ちたいという志を持つ、優しい人物だということがわかりました。

現在、漫画でしか登場していない煉獄千寿郎ですが、劇場版『無限列車編』を始め、期待する続編での活躍が楽しみです。