ナルトと同級生のシカマルの父である奈良シカクは、火影のサポート役としてその優れた頭脳を活かして里の為に日々働いていました。そんな奈良シカクとはどんな実力を持っているのか、忍界大戦での活躍などについてまとめていきます。
奈良シカクの基本情報
名前 | 奈良シカク |
性別 | 男性 |
所属 | 木ノ葉隠れの里 |
階級 | 上忍 |
使用する技・術 | 影縛りの術 |
年齢/誕生日 | 38歳/7月15日 |
身長/体重 | 175cm/59kg |
声優 | 家中宏 |
初登場 | 第1部 |
子 | 奈良シカマル |
奈良シカクの特徴
シカクは木の葉の里の上忍で、シカマルの父でありヨシノの夫です。容姿はシカマルとても似ており、髪を1つにまとめています。違う点は、右目の上と右頬に1本ずつの傷があることです。
奈良シカクの性格
妻のヨシノには全く頭が上がらずに引いてしまうという控えめなところもあります。その様子を見たシカマルに、何故結婚したのかと問われた時には、いつも怒るヨシノもたまには笑う時があるとしてシカマルに呆れられた反応を返されています。
ただし、家の物置の左側の木箱の中にはヨシノに見つけられるとまずい物が隠されているようで、その所在について最後まで気にしていました。
奈良シカクの実力
以前は秋道チョウザと山中いのいちとのスリーマンセルで「フォーメーション猪・鹿・蝶」を結成し、見事な連携技を披露しており、木の葉の里の代名詞の1つでもありました。奈良一族の秘伝忍術である影を捕らえることで相手の動きを封じる影縛りの術や、影を物質化させることで相手を操る影首縛りの術を使いこなします。
非常に優れた頭脳の持ち主でもあり、戦術を練る際や有事にはその実力を惜しみなく発揮し、場に対応します。将棋の腕前ではシカマルを軽く捻る程の実力を持ちます。また、知識豊富でナルトが会得したあまり知られていない仙術チャクラや、オオノキの会得した血継淘汰の存在に関しても知っていました。
緊急時の対応
木の葉の里にペインが襲来した後には、里の幹部の1人として火の国の大名との会議に出席しました。意識不明になった綱手の後任の火影としてカカシを推しましたが、志村ダンゾウにより抑え込まれてしまいます。綱手ざ復帰した後は第4次忍界大戦の作戦会議に出席し、忍連合軍の連合会議に綱手の付き人として同伴するなど重要なポジションまでもを任されていました。
第4次忍界大戦
第4次忍界大戦では、シカクは戦場で戦うのではなく忍連合軍の本部にいて、作戦参謀として総大将の4代目雷影のエーを補佐していました。シカクの卓越した戦略眼は、エーからも一目置かれ、高く評価されました。
大量の白ゼツらによる特殊工作が開始され、戦況が一時混乱した際には、あらゆるデータを分析してナルトの九尾チャクラに効果があることを導いています。そして、穢土転生でうちはマダラが復活した時には、エーと綱手が現場に向かうことになった為に、才能を買われたシカクは急遽として忍連合軍の指揮を一任されてしまいます。
奈良シカクの死
第4次忍界大戦終盤では、十尾と死闘を繰り広げる忍連合を陰ながら援護したものの、十尾が放つ巨大な尾獣玉がシカクらのいる本部に落ちてくることを悟りました。死を覚悟しながらも、いのいちと共に十尾を止める為の作戦とシカマルへの遺言となる言葉を伝えて戦死しました。
忍界大戦が集結し、無限月読も解除されて平穏を取り戻しつつある中で、木の葉の里では戦死者を弔う葬式が行われました。シカクの墓は、同じ場所で戦死したいのいちの隣に作られました。
奈良シカクの声優
シカクの声を担当したのは、家中宏さんです代表作はアニメでは「こち亀」こと「こちら亀有公園前派出所」の本田速人や「スティッチ!」のハムスターヴィール博士です。吹き替え作品では「欲望の街」シリーズのナンや「スパイ・コード 殺しのナンバー」のエマーソン・ケイトなどです。
奈良シカクの名台詞・名シーン
「本当に仲間を大切に思うならな、逃げることを考える前に……仲間のためにてめーがより優秀になることを考えやがれ!それが本当の仲間ってもんだろうが、この腰抜けが!」
シカマルが初めて隊長として任された任務を失敗して落ち込んでいた時に叱咤激励した名台詞です。シカマルは任務である里抜けしたサスケを取り戻すことができなかった上に、チョウジやキバといった仲間の命を危険にさらしたことをひどく後悔していました。忍を辞めようとさえしたシカマルにとっては必要な言葉でした。
「生きててめーが指揮をとれ……シカマル」
自身のいる忍連合の本部を十尾が標的とし、最後の瞬間が刻一刻と近づいている中でも、シカクは自分がいなくなった時のことを考えていました。忍世界の命運がかかる忍界大戦後の木の葉の里でシカマルが活躍することを心のどこかでは祈っていたのではないでしょうか。
頭脳明晰な奈良シカク
頭の回転が速く迅速な対応をすることができるシカクは、通常時のみならず緊急時にも木の葉の里の為に動くことができる優秀な人物でした。また、父としても子であるシカマルに、戦略やチームを率いる者としてどうあるべきかを教え説いた素晴らしい父親でもありました。